プログラミングの学習は IDE 前提だろ、常識的に考えて
タイトルは釣りっぽくしてますけども、そこそこ真面目に。この話題、プログラミング以前の問題な気がしてきたのでブログ書いてみる。
↓学び始めは IDE VS コマンドライン のどちらがいいかという話。
常々↓こんなの書いてる身としては、Java な方面にもこういうこと言ってくれる人がいて一安心。
ふと思ったのは、これって「1歩ずつ着実に進まなきゃいけない」というのがそもそもの勘違いなんじゃないかっていう気がしてきました。
とにかく先に進んでから見下ろす
プログラミングに限らず、どんな学問に関してもそうなんですけども、「ある章を完全に理解するまで次には行かない」みたいな人が結構いるじゃないですか。
あれって実のところ、学習の仕方としてはダメな部類にはいるんですよね。実際のところはもう、最初に1度、理解の度合は置いといて、全部に目を通した方が効率がよかったり。
よくある例えとしては、学習を登山に例えるのがあるんですけども、下から見上げるとあまりよく見えないけども、とりあえず上に登ってしまってから下を見渡すとよく見えるっていう。
理論はメッシュ状
というのも、理論って一本道じゃないんですよね。
三角関数の加法定理とか、それ単体で覚えたら大変ですけども、数学できる人は以下のように、他のいろんな事象と結び付けて覚えています。
- exp(ix) = cos x + i sin x
- 微分すると sin → cos → -sin → -cos。
- {cos x + i sin x}^n = cos nx + i sin nx
数学苦手な人には一見関係なさそうに見えますが、全部つながっています。数学の得意な人はその「つながり」で覚えています。教科書を真面目に前から順になんて読んでたらこういう覚え方できないんですよねぇ。もう、教科書もらった日に全部一通り目を通しちゃうくらいが正解。てか、上の学年の教科書も最初から配れと言いたいくらい。
他にも、ありとあらゆる場所で、いろんな理論が他のいろんなものとつながっていて、単体で覚えるよりも包括的に覚える方がはるかに簡単で、はるかに強固に記憶されます。
人の記憶はメッシュ状
理論が一本道じゃないなら、覚え方もメッシュ状にした方が効率がいいんですよね。だって人間の記憶ってのものは単体で物事を暗記するようにはできていないから。メッシュ状に、いろんなものの関連性をいろんな方向からつないで記憶しているわけで。
何か1個ちゃんと覚えないと次に進めないと思ってる人は、ぐずぐずと次に進めず停滞していることが多いように思います。