伝言ゲームって怖いよね。

何とは言わず。

(以下、ありがちなパターンを想像)

  • 開発者「確かにちょっと問題あったんですけど。当時要件に性能が挙がってなかったので。」
  • 開発者「無償で改修くらい入れてもいいんじゃないですかね。」
  • 営業「改修ってどのくらいかかるの、コード修正、テスト、配置含めて?」
  • 営業「結構かかるね。じゃあ、いいよ。当時要件になかったんだからそれは仕様の範囲だし。」

  • 営業「不具合ではありません。当時の背景を考えると仕様の範囲内です。」
  • 施主「じゃあ、不正なアクセスになるんですかねぇ。」
  • 営業「まあ、想定外なアクセスにはなると思います。」

  • マスコミ「不具合はなかったという。」

  • 読者「そりゃねーよ」

読者からは結果しか見えないですしねぇ。

「よくよく聞いてみたらそんなに悪くないじゃない」、「各人の立場考えたらどこにも嘘はない」とかだから済むという話でもなく。世の中起きてる大問題ってだいたいこの手の伝言ゲームの結果なわけで。1か所でも校正が働いてれば問題起きなかったかもしれないけど、ことごとくかみ合わなくて、とか。どこか1点だけを見て犯人捜ししても何も問題解決せず、どうやってこの手のコミュニケーションロスをなくすか考えなきゃいけないんですよね、きっと。