CEDEC2008 「5年後のゲーム開発現場を考える」

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080916/cedec_dev.htm
CEDEC、自分は行けませんでした。前の週に Gamefest の方出てたし。同僚の人の報告発表とニュースサイトの記事をちらほら見てる。

で、いくつか面白そうな部分を。

.net Frameworkを“S”と“N”(編中:SCE任天堂)にも移植してくれないかなという話も出てくんじゃないかと思います(笑)

セガの安藤氏の発言。さすが、いち早くゲーム機に Windows を乗せた会社(笑)

実際、ゲーム作りにも C# っていい言語だと思うんですけどね。XNA Game Studio、もっとプロも使えばいいのに。現状、業界内にあんまり C# プログラマがいないんですかね。.NET Framework の注目している人は徐々に増えてる感じがあるけども。

まあ、ひそかに PS3Fedora Linux には mono が入ってたりするらしいですけど。パフォーマンス的にはどうなんだろう。CELL って PPE 用のコードと SPE 用のコードを別に書いてそれぞれ最適化しないとパフォーマンス出ないって言うんで。

あと、「XNA を使えば C# で簡単ゲーム作成!」とか言ってても、今のところパフォーマンス出すためにはハードウェア依存なコードで PC-98xx 時代に遡ったかのような最適化かけたりする(テクスチャ領域にデータ入れて、シェーダーアセンブリ言語書いてGPU 側でアニメーションの計算したり)らしいですけど。

、「テスト駆動開発とかしてるー?」と聞かれて、「すいません、しません」と答えたら、「えー」って言われて、ソフトウェア業界とゲーム業界の一番の違いだなあと思ったんですよね。
音とか画像とかやろうとすると難しいんですけど、システムですらやっていないでしょう? やってるメーカーってそんなに聞かないですよね。

これはすごく思った。グラフィック周りとか、テスト駆動しにくい部分が非常に多いせいはあるだろうけども。あと、シナリオとかはプログラミング言語とは別のスクリプトで動いてることが大半なわけで、一般的なテストツールも使いにくいのかなぁ。そもそも、テストができそうなプログラムコードやシナリオスクリプトだけじゃなくて、画像・モデル・音声等のアセットがゲームのクオリティのかなりの部分を占めるし。